About Us
2008年に発刊した、世界唯一のアジア発のトレンドブック。世界経済におけるアジア市場の重要性とともに、グローバルトレンドに連動したアジアの感性が注目されます。アジア各国のトレンドリサーチャーと協働し、文化背景と価値観、象徴的な時事やブランド事例、独自の感性を伝えるアート、新技術が生み出す色と素材など、独自の視点によるトレンド予測は、幅広い分野のブランド開発とデザイン戦略を導きます。数百点に及ぶ画像、カラーと素材サンプル、日中英三ヶ国語によるコンセプト、ストーリーが、豊富なインスピレーションを与えます。アジアの美意識を読み解く参考書として、マーケッターやクリエイターをはじめ、大学、美術館や図書館など教育の場でも活用頂いています。
Editor’s Postscript
In 2020, pandemic suddenly visited the world led the uplifting feeling in Asia to deep meditation and a new normal way of life. AI, robotics and digital technology is accelerating, real and virtual seamless communication is expanding. A new value that traces the roots of Asia, reconsiders ancient beliefs, medicine, traditional culture and techniques, and reexamines the significance of beauty. Utilize natural materials and sustainable system, artistic industrial products, high-performance materials stimulate senses, innovative design from China and India.
This edition has been renewed toward a new era, is structured to increase the weight of social trends and consumer minds that are driving Asia today. We read the era speedy and from various angles, and introduce art and design, colors and materials as 6 trend themes.
Over ten years, “Asia Color Trend Book” has witnessed changes in Asia. As the turbulent times, we consider it a turning point to think deeply and create new hope. We will continue to serve as an aesthetic platform connecting the world and Asia.
Editor-in-chief of Asia Color Trend Book
Eri Omae (Zhou Xin)
Dec 2020
2020年、世界に突如訪れたパンデミックが、弾けていたアジアの高揚感を深い瞑想に導き、ニューノーマルな生き方へと転換させた。AI、ロボティクス、情報通信テクノロジーは加速し、リアルとバーチャルのシームレスなコミュニケーションが拡張している。アジアのルーツをたどり、古来の信仰や医学、伝統文化と技法を再考し、美の意義を問い直す新しい価値観。自然素材や廃棄物を活かすシステム、アート的な工業製品、感覚を刺激する高機能素材。革新的な中国やインド発デザイン。
本書は、新しい時代へ向かうタイミングでリニューアルし、今のアジアを牽引する社会動向と消費者マインドの比重を高める構成とした。スピード感をもって進む時代を多角的に読み解き、アートとデザイン、カラーとマテリアルを6つのトレンドテーマとして紹介する。
『アジアカラートレンドブック』は、十数年に渡ってアジアの変遷を見つめてきた。激動する時代だからこそ、深く思考し、新たな希望を生み出す転機と捉えている。世界とアジアをつなぐクリエイションのプラットフォームとして、これからも発信し続けたいと願っている。
『アジアカラートレンドブック』編集長
大前絵理(周昕)
2020年12月